ある番組を見ていて驚きました。汚れない“驚き”白いジーンズとして紹介されたジーンズ。
しかも白いジーンズなのに、ソースや醤油などがついても水で流すだけでシミになりません。
墨汁の汚れも手洗いするだけでキレイに落ちてしまうんです。
開発のきっかけはなんとフライパン。「フライパンって焦げないし、汚れも洗剤で洗ったらすぐ落ちる」。
実はこのジーンズ、フライパンのフッ素加工の技術を応用して作られているんです。
従来、衣料品などに薬剤をしみ込ませるときは生地の段階から行いますが、
このジーンズは形ができた後に、手もみでフッ素加工を施しています。
行っているのは高度な染め技術を持つ職人さん。
仕上がりの善し悪しも職人さんの腕にかかっているとか。
また、フッ素加工は防水ではなく、はっ水加工のため、通気性もあり、
汗をかいても湿気がこもることもありません。
商品自体すごいものだと感心しましたが、それよりもフライパンからヒントを得たこの発想力。
普段何気なく使っているものも発想を変えればまったく新しいものに生まれ変わる。
日々多くの物事を見聞きし、そしてたくさんの疑問と驚きを蓄積しながら、
その組み合わせの中から新しいものを生み出していく。
言葉じゃカンタンだけどとても難しい、
ヒラメキとはパズルのようにたくさんのピースの中から
ピタッと合うピースを探し出すことなんだなと改めて感じました。